ほとんどの場合、お教えすることができています。稀に守護霊様から「なぜ前世がしりたいのか？」と逆に質問がくることがありますが、それは前世の情報を得ることで今の苦境から楽になれるのではないか、と霊的な情報に依存しようとしていたり現実逃避の傾向が強い方の場合にありえることです。そうでなければ、まずほとんどの方にはお伝えすることができます。
・今生での傾向がわかります
前世で生きてきたパターンはこびりついた性癖のように潜在的な性質にはっきりと現れることが多いです。自分のなかにあるはっきりとした傾向、それが生きてきた経緯をふりかえっても理由が思い当たらないという場合でも前世を読み取っていくとその理由が浮上します。
前世をしることで不要なコンプレックスから解放されることもあります。また、今生での自分の傾向や課題がはっきりみえてきますから、生き方が楽になることが多々あるものです。
・人間関係における傾向がわかります
前世でつちかった人間関係（ご縁）が繰り返される。これは必ずといっていいほどあるものなのです。縁の深い人との関係性は非常に重く、大切に向き合う傾向になります。それがかえって「とらわれ」となってしまうこともあり得ます。なぜこんなに「気になる」のか、なぜこんなに「ほうっておけないのか」、なぜいつまでも「腐れ縁が切れないのか」。そういった課題は往々にして前世のご縁からくるものです。ひもといてみると、あっけなく腑に落ちて解決の糸口がみえてくることも多いです。
・家族の関係
家族のなかで例えば兄弟姉妹なのに親にとてもなつく子と、そうでない子がいたりします。同じ家族の輪のなかでもそれぞれの前世の絆は同じではないので、よりなじみがある感覚や、縁が薄い感覚など個々の関係性がはっきり浮上してしまうこともあります。最近は、かなり前世の感覚がリアルによみがえっている方が多いようで、半ば気付いているようなもの。でも自分では理由がはっきりわからないわけですから、そのことで罪悪感を抱いてしまったり不仲になってしまうこともあります。過去のご縁がどんなものだったのかをひもといてみることで、気持ちが楽になるものです。
・恋愛における前世の影響
当人同士は初めて出会ったつもりでも「はじめての感じがしない」という関係はよくあるものです。だからといってうまくいくとも限らないのです。前世で恋愛に失敗したカップルがやりなおす為に出会う、というような単純な図式ばかりではありません。魂の履歴は様々ですし、皆それぞれユニーク（唯一）な歴史があるんです。ですから関係性も一つではない。なんの為に出会ったのか、その意味を探ることはたった一度きりの今生での人生を有意義に送る為には本当に貴重な知恵となります。
出会ってしまった。でも共に長い人生を歩んでいく決心がなかなかつかない、という関係に陥った方はできるだけ早く出会いの本当の意味を確かめていただきたいと思います。きっとはっきりとした答えがつかみとれるでしょう。
・夫婦関係における前世の影響
夫婦の関係は本当に様々な状況があります。皆、まったくその背景がちがいます。どんなにたくさん他人のケースをのぞき見ても、自分と同じものは絶対に無いといえます。ですから自分だけの真実をひもといてみる以外に葛藤を振りきる方法はないでしょう。
どんな夫婦も必ず危機があります。恋愛感情は一旦は鎮静化して、年月と共にこなれていくものです。せちがらい世の中を共に支え合い、尊重しあっていくのは本当にむずかしい。そこでなんの為に出会ったのか、その理由をひもといてみるのは大切な知恵となります。けっして別れてはいけない夫婦もある。その逆でもう別れてもいい、ということもありえる。子供が病気だったり、仕事が不運にみまわれたり。あるいはどちらかの親の介護の問題などで負担が重くのしかかってしまうこともある。人生模様はさまざまですが、夫婦のユニットがしっかりと助け合っていけないととても苦しくなります。まずお互いを知ることです。なぜ自分の夫（妻）はこういう性格、癖、価値観なんだろう？という本当の理由がわかると相手を受容できるようになると思います。
・病気
最近は心の病をかかえる人も多いですね。またガンなどの深刻な疾患、あるいは先天的な体質の問題で苦しむ人もいらっしゃいます。後天的な病因も、先天的なそれもいずれの場合も前世からの影響から現れることもあります。知ったからといって病気が簡単に消えてくれるわけではありません。でも、なぜ病気で苦しまなければならないか、その理由がみえてくるだけで神様への恨みが解消できる。それだけでも救いになるかもしれません。
・人間関係のトラブル
職場や日常の人間関係、あるいは親子や親族間での問題が強く浮上している方もたくさんいらっしゃいます。強くとらわれたり、逃れられない状況に陥るのには前世から持ち越してきた魂の宿題が浮上している場合が考えられます。いったいどんなやり残しがあるのか、を前世からの縁を通じてとらえてみると、その図式がはっきりとみえてくる。それによって現実とどのように向き合えばよいか策をこうじることもできるでしょう。